シネマ「誘拐ラプソディー」

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「運に見放され、何をやっても上手くいかず、借金も抱えてどん底状態で人生に疲れた前科者の伊達秀吉。
 とうとう自殺を決意するものの、失敗して死にきれない。

 そんな時、秀吉の車に勝手に乗り込んでいた少年・伝助を見つける。
 家出したきたと言う伝助を帰れと邪険に扱う秀吉だったが、伝助の家がでかい屋敷と知り、
 伝助を誘拐してその身代金で人生をやりなおそうと咄嗟に考え、誘拐することに。
 伝助の家に電話をして誘拐したことを告げ、身代金を要求し何とか身代金を手にした秀吉だったが、
 強面の男達に追いかけられることに。

 何が何やら分からぬまま逃げ出した秀吉だったが、やがて伝助の口から、父親がヤクザの組長であることを知る。
 大いに慌てる秀吉だったが、時すでに遅く多くのヤクザたちが行方を追いかけており、
 秀吉は伝助とともにあてのない逃避行を始める。」

「明日の記憶」などで知られる、荻原浩原作の小説を映画化した作品です。
だいぶ前にはすでに単行本を読んでいたのでストーリーは分かっているのですが、とても楽しませてもらいました。

主演の高橋克典は三枚目の秀吉役を好演していたし、脇を固める俳優陣もいい味を出していますが、
なんと言っても誘拐される伝助役を演じた子役の林遼威の演技が秀逸
自然な笑顔と笑い方、ラストシーンで見せる涙は「子供店長」なんて一気に霞ませるほど上手でした。

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ストーリーは基本的には原作に沿った脚本ですが、チャイニーズマフィアとの絡みはカットしています。
映画化するにあたっては内容が多少ゴチャつく可能性もあるので正解だったのかもしれません。

後で調べて分かったことですが、この映画は公開が無期限延期になってしまっていたというエピソードが。
あのバカタレント・押尾学が例の事件でパクられ、出演シーン約30分を撮影・編集し直したとのこと。
代役としてインテリヤクザを演じたのは、この映画の監督でもある俳優・榊秀雄氏。
彼は俳優としても実績が多く、押尾なんてバカの糞芝居がスクリーンに出るより遥かにいい結果だったのでは

最近はマンガ原作の映画が多くなりちょっと食傷気味だったのですが、これは原作が傑作なので目の付け所が良かったです。大金は掛けていないけど、とても面白いし心暖まる映画ですよ。
すでに最近DVD化されていますので、雨の休日にレンタルでもして観てみてください。
知名度の低さか、いつ借りに行ってもほぼ借りられますよ

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